フードデリバリーサービスの『出前館』では、大きく分けて「出前館のアルバイト配達員」「出前館の業務委託の配達員」の2種類の配達員が存在します。
出前館で働きたいと思っていても、どの働き方が自分に合っているかわからない方も多いのではないでしょうか。
今回は、出前館の配達員として働きたいと思っている方向けに、「アルバイト配達員」と「業務委託配達員」の働き方の違いに関して解説していきます。
目次
- 1 出前館【アルバイト】&【業務委託】配達員の働き方の違い
- 2 出前館のアルバイト配達員と業務委託配達員の特徴
- 3 アルバイト配達員の特徴
- 4 業務委託配達員の特徴
- 5 出前館配達員のアルバイトと業務委託の違い
- 6 アルバイト配達員と業務委託配達員の「自由度」の違い
- 7 アルバイト配達員
- 8 業務委託配達員
- 9 アルバイト配達員と業務委託配達員の「給料」の違い
- 10 アルバイト配達員と業務委託配達員の「勤務エリア」の違い
- 11 アルバイト配達員と業務委託配達員の「初期費用」の違い
- 12 アルバイト配達員と業務委託配達員の「事故補償」の違い
- 13 アルバイト配達員と業務委託配達員の「採用」の違い
- 14 まとめ
- 15 出前館の配達員はこちらもあわせてどうぞ!
出前館【アルバイト】&【業務委託】配達員の働き方の違い
まず、アルバイト配達員と業務委託配達員の違いは、大前提として雇用契約の違いが挙げられます。
- アルバイト:出前館との直接の雇用関係がある
- 業務委託:出前館との直接の雇用関係はない(個人事業主としての契約形態)
アルバイトの配達員は、出前館と直接雇用契約を結ぶので、社会保険に加入することができますし、会社から納税が行われます。
一方、業務委託の配達員は、出前館との直接の雇用関係がないため、時間に縛られない自由な働き方ができる一方、社会保険がなく納税も自分でする必要があります。
同じ出前館の配達員でも、アルバイトと業務委託では働き方も異なるため、それぞれの特徴をしっかりと理解し、自分に合った方を選ぶ必要があります。
関連記事出前館の配達員登録方法!
出前館のアルバイト配達員と業務委託配達員の特徴
アルバイト配達員と業務委託配達員の特徴はそれぞれ以下の通りです。
アルバイト配達員の特徴
- 雇用契約あり
- 時給制(900円~1300円程度)
- シフト制
- 交通費支給
- 日払い・週払いOK
- 全国の募集拠点で働くことができる
- バッグ支給・制服(赤いジャケット)あり
- 電動アシスト付き自転車・屋根付きのスクーターの支給あり
また、アルバイト配達員は半月に1度のシフト制(5日と20日)となり、車両やバッグなど基本的なものは全て借りることができるので、初期費用0でお仕事をスタートすることができます。
その反面、急用が入った場合などの当日欠勤は難しいため、自分の都合で働きたいという方より、安定してお給料を稼ぎたいという方にオススメです。
業務委託配達員の特徴
- 雇用契約なし
- 歩合制(1回の配達で最低 400円/件~、1配達平均 750円以上(2023年1月の配達1件あたり全国平均報酬額)、インセンティブあり(単価1.2倍~3倍))
- シフトなし
- 交通費支給なし
- 報酬は5日と20日の月2回支払い
- 出前館公式の指定エリアのみで働くことができる
- バッグ・車両の支給なし
業務委託配達員は、自分の好きな時間に働くことができるので、学生や副業として始めたい方でも始めやすくなっています。
ですが、車両や備品は自分で用意する必要があるため、初期投資がある程度必要にはなってくるので、それでもガッツリ稼ぎたい!という方にオススメです。
関連記事【出前館】配達員(業務委託)の稼働・勤務時間について
関連記事【出前館】業務委託配達員の給料日はいつ?報酬体系や仕組みも解説
出前館配達員のアルバイトと業務委託の違い
上記の特徴を元に、アルバイトと業務委託の違いについて以下で詳しくご説明していきたいと思います。
アルバイト配達員と業務委託配達員の「自由度」の違い
- アルバイト:完全シフト(月に2回※5日と20日に提出)
- 業務委託:シフトなしで自分の好きなときに働ける!
アルバイト配達員
アルバイト配達員は、完全シフト制で、配達業務を始める前に必ず配達拠点に立ち寄る必要があります。制服の着用や配達車両は全て貸し出しのため、登録した各拠点に出向き、準備をしてから配達を開始します。
業務委託配達員
業務委託配達員は、、配達エリア内で、配達アプリをオンにするだけで配達業務をいつでも開始することができます。決まったシフトはなく、自分の働きたいときにすぐ働くことができるため、業務委託の方が自由度が高くなっています!
制服の着用の義務はなく、商品の受け渡し時に帽子を着用するだけでOKなので、決められた制服を着るのが苦手という方にもピッタリです。
※一部、ズボンや靴などには規定があるので心配な方はコチラの記事をご確認ください。
2022年12月1日より、配達時の出前館キャップの着用が任意になりました。
以前はキャップを郵送してもらえる拠点もありましたが、現在では配布は終了しています。
関連記事【直雇用&業務委託】出前館の配達をする配達員の服装について
アルバイト配達員と業務委託配達員の「給料」の違い
出前館の配達員の給料に関しては、アルバイト・業務委託ともにメリット・デメリットがあります。
- アルバイト:完全固定の時給制
- 業務委託:完全歩合制(働いたら働いた分だけ報酬GET!)
■アルバイト配達員
アルバイト配達員の給料は完全固定給です。地域や拠点によって900円~1,300円の時給制となっており、配達リクエストの有無に関係なく安定してお金を稼ぐことができます。
交通費も支給され、たとえ配達が1時間に1件しかなかったとしてもお給料が支払われます。一定の時間、拘束されても苦でないという方は、安定したお給料をもらえるためアルバイトでの配達の方が良いかもしれません。
■業務委託配達員
報酬は完全歩合制です。配達すればするだけ報酬をGETできます。
また、インセンティブもあり、たくさん配達することができればアルバイト配達員よりも稼ぐことができますが、ピーク時間外や、配達リクエストの有無によって収入が左右されてしまいます。
安定して収入を得たい人はアルバイト配達員、ピーク時間にも働くことができガッツリ稼ぎたい人は業務委託配達員が向いているでしょう。
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関連記事 [出前館]業務委託配達員の報酬を解説
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アルバイト配達員と業務委託配達員の「勤務エリア」の違い
- アルバイト:全国47都道府県で募集がかかっているエリア
- 業務委託:都市部の募集がかかっているエリアのみ
■アルバイト配達員
出前館の公式HPや求人サイトで欠員がある拠点で募集がかかります。
都市部だけでなく、地方のエリアも募集があるので、全国で働くチャンスがあります。
■業務委託配達員
出前館の公式HPで募集しています。募集がかかっていない場所では働くことができません。
▼2023年5月現在での配達可能エリア
47都道府県
2021年1月では12都市だけだったので、約2年という短い期間でで全国47都道府県にまで広がっています。
ですが、まだまだ全エリア対応ということではないため、配達開始できないエリアも多く、出前館の配達員で働く際には、自分の働きたい地域が勤務エリアかどうかを確認する必要があります。
関連記事出前館の配達可能エリアを解説!業務委託配達員の拠点紹介
アルバイト配達員と業務委託配達員の「初期費用」の違い
- アルバイト:0円(メモ帳とペンくらい)
- 業務委託:車両やバッテリーなどある程度の初期費用がかかる
■アルバイト配達員
アルバイト配達員は車両やバッグ、制服など配達に必要なものは全て貸してもらうことができるため、初期費用がかかりません。保険の加入も済んでいるため、自分で用意するのはメモ帳とペンくらいで十分でしょう。
アルバイトを始めるにあたって色々と揃えるものがないというのはありがたいですよね。
■業務委託配達員
出前館のロゴが入ったキャップの貸与はありますが、その他必要な車両やバッグ、制服などの貸与はないため、自分で用意する必要があります。
配達バッグはUber Eats(ウーバーイーツ)のや、他社のバッグを使用しても大丈夫ですが、商品の受け渡し時にはロゴを隠す必要があります。
使用できる車両は以下の通りです。
- 自転車(レンタル・シェアサイクルOK)
- 原付バイク
- 125cc~バイク(事業用車両)
- 軽自動車(事業用車両)
車やバイクは、登録した車両しか使用できないので注意しましょう。登録していない車両で配達をしていることが分かると、アカウント停止になる場合もあります。
また、車両だけでなく、配達時に受ける携帯電話の充電用バッテリーやスマホスタンド、黒の長ズボン、雨の日用のレインコードなど、意外と細々としたものを準備する必要がでてきます。
関連記事【直雇用&業務委託】出前館の配達をする配達員の服装について
アルバイト配達員と業務委託配達員の「事故補償」の違い
- アルバイト:自分で加入する必要なし(事故補償適用)
- 業務委託:未公表のため自身で任意保険への加入が必須
■アルバイト配達員
出前館では、アルバイト配達員のみが事故補償が適用されます。わざわざ自分で保険に加入しなくて良いというのも、大きなメリットですね。
■業務委託配達員
事故補償に関して、保証制度が公表されていません。
そのため、業務委託で働く場合は、自身で任意保険への加入が必須です。
自分で保険に加入するのがめんどうな方、より安心して配達をしたい方はアルバイト配達員で働くと良いでしょう。
出前館で推奨されている補償内容などを確認したい場合はコチラの記事をご覧ください。
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アルバイト配達員と業務委託配達員の「採用」の違い
- アルバイト:各拠点で対面での面接あり
- 業務委託:書類審査と理解度チェックのみ(面接なし)
アルバイト配達員の場合は、自分が働く拠点で対面での面接があります。
業務委託の場合は、必要書類の提出と理解度チェックテストのみです。テストと言っても、難しいものではなく、何度でもやり直すことができるため、諦めなければ誰でも受かるものとなっています。
そのため、業務委託の方が採用のハードルは低い印象ですね。
まとめ
出前館の配達員で働くには、「アルバイト」と「業務委託」の2つの働き方があります。
初期費用をかけたくない人、地方で働きたい人や安定して稼ぎたい人はアルバイトで、時間に縛られず自由な働き方をしたい人、ピーク時間に働くことができ、働きたいエリアが都市部でどんどん稼ぎたい人は業務委託で働くことをおすすめします。
どちらにもメリット・デメリットがありますので、自分の働き方により合っている雇用形態を選びましょう。
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