コロナ禍で、フードデリバリーを専門とするゴーストレストランというものが増えましたが、自宅でUber Eats(ウーバーイーツ)を利用したゴーストレストランを出店することは可能なのでしょうか。
- Uber Eats(ウーバーイーツ)で自宅ゴーストレストランを開業したい!
- 自宅でゴーストレストランを出店する条件はあるの?
- ゴーストレストランのメリット・デメリットが知りたい
といった、これから自宅でゴーストレストランとしてUber Eats(ウーバーイーツ)への出店を考えているという方向けに、自宅でUber Eats(ウーバーイーツ)への出店はできるのかについて詳しくご紹介していきたいと思います!
目次
- 1 ゴーストレストランとは?
- 2 Uber Eats(ウーバーイーツ)で自宅でゴーストレストランは出店できる?
- 3 Uber Eats(ウーバイーツ)で自宅でゴーストレストランを出店する条件
- 4 ①飲食店の営業許可証がある
- 5 ②食品衛生責任者の有資格者がいる
- 6 ③十分な設備を備えたキッチンがある
- 7 Uber Eats(ウーバイーツ)に出店する条件
- 8 Uber Eats(ウーバイーツ)を自宅で出店するメリット
- 9 開業にかかる資金を抑えることができる
- 10 天候に左右されず営業することができる
- 11 準備や調理に時間を割くことができる
- 12 Uber Eats(ウーバイーツ)を自宅で出店するデメリット
- 13 営業許可がおりない場合はリフォームが必要
- 14 プライベートとの切り替えが難しい
- 15 Uber Eats(ウーバイーツ)を自宅で出店する方法
- 16 ①レストランパートナー申込フォームを送信する
- 17 ②電話案内の予約をサイト上で行う
- 18 ③担当から電話案内を受ける
- 19 ④電子契約書で契約を結ぶ
- 20 ⑤店舗情報の確認
- 21 ⑥契約内容の確認・受諾
- 22 ⑦ロイヤルティプログラム(任意)の設定
- 23 ⑧新規申し込み完了、担当者から連絡が来るのを待つ
- 24 ⑨届いたメールから「ご契約内容確認フォーム」を確認
- 25 ⑩注文管理用端末の選択
- 26 ⑪Uber Eats(ウーバーイーツ)に掲載するメニュー写真の選択
- 27 ⑫店舗の電話番号を入力
- 28 ⑬店舗の屋号の確認・営業許可証のアップロード
- 29 ⑭掲載するメニューの構築について設定する
- 30 ⑮登録完了!
- 31 まとめ
ゴーストレストランとは?
コロナ禍でよく耳にするようになった「ゴーストレストラン」とは、実店舗を持たず、Uber Eats(ウーバーイーツ)などのフードデリバリーのみに対応する、デリバリー専門店のことです。
客席を設けずお客さんとの接触もないため、コロナ禍の感染対策の面からも注目を浴びています。
Uber Eats(ウーバーイーツ)で自宅でゴーストレストランは出店できる?
では、ゴーストレストランを自宅で開業しようと思っているけど、Uber Eats(ウーバーイーツ)への出店はできるの?と思われる方も多いかと思います。
結論から言うと自宅での出店も可能です。
ただし、自宅で出店する場合にはいくつかの条件が必要になりますので、以下で詳しくみていきましょう。
Uber Eats(ウーバイーツ)で自宅でゴーストレストランを出店する条件
Uber Eats(ウーバイーツ)を利用して自宅でゴーストレストランを出店する条件には以下のようなものがあります。
- 営業許可証がある
- 食品衛生責任者の有資格者がいる
- 十分な設備を備えたキッチンがある
①飲食店の営業許可証がある
自宅でゴーストレストランを出店する場合でも、営業許可証が必要です。
営業許可証の取得の基準は出店する自治体によって判断基準が異なり、展開する飲食店の種類によっても必要な営業許可は変わってきます。
提供するメニューや方法がすでに決まっている場合は、必要な営業許可を保健所に確認してみましょう。
②食品衛生責任者の有資格者がいる
自宅でゴーストレストラン出店する場合でも、通常の飲食店と同様に食品衛生責任者の資格が必要です。食品衛生責任者の資格は、座学の講習を6時間受ければとることができるため、そこまでハードルは高くないでしょう。
また、すでに調理師免許や栄養士などの資格を持っている場合は免除されます。
講習を受講する場合、受講費用は1万円前後で、申込方法やスケジュールは各自治体の食品衛生協会によって異なるのでホームページから最新情報を確認しましょう。
③十分な設備を備えたキッチンがある
営業許可を取得するためには、保健所の担当者が施設基準をクリアしているか確認します。
その際、以下のような項目に当てはまるものが、十分な設備を備えたキッチンの目安となり、条件を満たしていないと営業許可がおりません。
この施設基準は各自治体で定められているため、詳細は各地方自治体の保健所に確認するようにしましょう。以下の項目は目安として捉えておきましょう。
項目 | 内容 |
---|---|
建物の構造・面積 | 清潔で丈夫な建物であること 目的に応じた広さがあること 店舗と住居スペースが仕切られていること |
床 | 耐水性材質で排水が良好なこと |
壁 | 隙間がなく平滑で掃除しやすい構造であること、壁は床から1m以上耐水性の材質であること |
窓 | 網戸、排水口には金剛網などを付けてねずみや虫が侵入しないような設備にすること |
換気扇 | 換気システムがあること |
照明 | 作業に適した照明があること |
洗浄設備・給湯設備 | 2槽式のシンクがあること(1槽の大きさの目安45cm「幅」×36cm「奥行」×18cm「深さ」以上) 給湯設備があること |
手洗い設備 | 住居用とは別に、手洗い専用設備があること(手洗器外径のめやす36cm「幅」×28cm「奥行」以上) 消毒設備を備え付けること |
冷蔵・冷凍設備 | 食材に合った最適な温度で保存できる冷蔵・冷凍設備があること 温度計を冷蔵庫・冷凍庫等に備えること |
保管庫 | 調理器具や食材を保管できる扉のついた棚があること |
ゴミ箱 | ふた付きで汚液が漏れない材質の容器で用意すること |
Uber Eats(ウーバイーツ)に出店する条件
上記の他に、Uber Eats(ウーバイーツ)に出店する前提条件もありますので、しっかりと確認しておきましょう。
- 営業許可証の提出
- 「週4日以上」営業が可能
- 「1日3時間」営業が可能
- メニューを5種類以上用意できる
メニューの5種類というのは、トッピングも含まれるため、新しく飲食店を始める場合や、何かに特化した専門店でも問題なくクリアすることができそうですね。
Uber Eats(ウーバーイーツ)に出店する条件についてはこちらの記事で詳しく紹介しているので参考にしてください。
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Uber Eats(ウーバイーツ)を自宅で出店するメリット
では、自宅でUber Eats(ウーバイーツ)を出店すると、どんなメリットが得られるのでしょうか?
- 開業にかかる資金を抑えることができる
- 天候に左右されず営業することができる
- 準備や調理に時間を割くことができる
ひとつずつ見ていきましょう!
開業にかかる資金を抑えることができる
自宅で出店する場合、通常、開業時に必ず必要な店舗の賃料がかかりません。
店舗営業がないため、気にしなければならない立地条件などもなければ、高額な賃料の店舗を借りることもなく、大きな固定費となる賃料が追加でかからないのは自宅で出店する最大のメリットではないでしょうか?
天候に左右されず営業することができる
自宅で出店する場合、店舗にお客さんを呼ぶことを考えなくてよいため、悪天候時にも関係ありません。
Uber Eats(ウーバーイーツ)の配達員が自宅まで料理を取りにきてくれるため、悪天候時の客足の少なさを考えることもなく、営業が可能です。
悪天候時には家から出たくない人が多いため、客足が減るどころか、むしろフードデリバリーの需要は増加します。
準備や調理に時間を割くことができる
自宅ではない場所で店舗を運営する場合、必ず店舗までの通勤時間がかかってしまいます。
そのため、店舗での営業+フードデリバリーなどを行うと、オペレーションの追加や専用メニューの調理などにより、使える時間は限られてきます。
その点、自宅で出店する場合は、通勤時間がなくなった分、仕込みに充分時間をかけることができたり、閉店後の作業を終えてすぐに休むことができます。体力的に楽になるため、調理のパフォーマンスが上がったり、ミスを減らすことにもつながりますね。
Uber Eats(ウーバイーツ)を自宅で出店するデメリット
一方、自宅でUber Eats(ウーバイーツ)を出店するデメリットも存在します。
場合によってはかなりお金がかかってしまうこともありますので、メリット・デメリットの双方をしっかりと確認しておきましょう!
- 営業許可がおりない場合はリフォームが必要
- プライベートとの切り替えが難しい
営業許可がおりない場合はリフォームが必要
上記の「十分な設備を備えたキッチンがある」という項目であげたものが該当しないと、営業許可が下りません。自宅での出店ということで、より審査が厳しくなることも想定されます。
場合によっては、条件を満たすためのリフォームが必要な可能性もあり、その場合は業者などに発注する費用もかかってきますので、ある程度の資金は準備しておいたほうが良いと考えられます。
プライベートとの切り替えが難しい
今や自宅でのリモート業務も増えていますが、自宅で出店をする場合も、場所は違えど同じ家の中ということで、オンとオフの切り替えが難しくなり、ゆっくり体を休めることができないというデメリットもあります。
別の店舗を借りて営業する場合は、物理的な距離などで気持ちの切り替えがしやすいですが、自宅が職場となると、うまくオン・オフの切り替えをする工夫も必要です。
Uber Eats(ウーバイーツ)を自宅で出店する方法
Uber Eats(ウーバーイーツ)を自宅で出店するには、まずはレストランパートナーの出店の申し込みが必要です。
- レストランパートナー申込フォームを送信する
- 電話案内の予約をサイトで行う
- 担当から電話案内を受ける
- 電子契約書で契約を結ぶ
- 店舗情報の確認
- 契約内容の確認・受諾
- ロイヤルティプログラム(任意)の設定
- 新規申し込み完了、担当者から連絡が来るのを待つ
- 届いたメールから「ご契約内容確認フォーム」を確認
- 注文管理用端末の選択
- Uber Eats(ウーバーイーツ)に掲載するメニュー写真の選択
- 店舗の電話番号を入力
- 店舗の屋号の確認・営業許可証のアップロード
- 掲載するメニューの構築について設定する
- 登録完了!
手順を解説していきます!
①レストランパートナー申込フォームを送信する
申込フォームからレストランパートナーの申込みの送信を行います。店舗の基本情報にを入力する必要があります。Uber Eats(ウーバーイーツ)のアカウントを持っている場合は、氏名・電話番号・メールアドレスの入力は省略することができます。
- 申込フォームの入力情報
- 店舗名
- 店舗所在地
- 階数/部屋番号(任意)
- 申請者の氏名
- 電話番号
- メールアドレス
- 店舗数
- 業種
②電話案内の予約をサイト上で行う
店舗と担当者の情報を入れて送信すると、「Uber Eats(ウーバーイーツ)で販売業者になる」というページが表示されます。そのページでメールアドレスを入力し、「続行」を選択しましょう。
③担当から電話案内を受ける
上記の①②で「Uber Eats Manager」にログインするためのアカウントが作成されました。
「店舗の設定を完了する」と表示されている部分の続行」から、SSU(Self Sign UP)に進みます。「店舗を設定」から続行しましょう。
④電子契約書で契約を結ぶ
続いて「業務提携のタイプを選択してください」という画面が表示されるので、「配達」にチェックを入れましょう。任意で「お持ち帰り」を行いたい場合はチェックを入れてください。内容を確認したら、「確認」から次のページへ進みましょう。
Uber Eats(ウーバーイーツ)のレストランパートナーに登録するには、「配達」へのチェックが必須です。
⑤店舗情報の確認
営業許可証をもとに、以下の情報を入力していきます。
- 法人名(個人事業主の場合、氏名)
- 店舗所在地(階数・部屋番号)
- 営業許可証番号
法人名は、を記入してください。入力が完了したら、「確認」から次に進みます契約書に記載する際に使用する事業の正式名称。
⑥契約内容の確認・受諾
次に、Uber Eats(ウーバーイーツ)との契約の諸条件についての記載が表示されます。
大まかな内容を確認後、「送信」を押すと電子契約書が表示されますので、よく確認してから、「販売業者契約者の条件を確認し、同意しました」にチェックを入れてください。
チェックを入れたら、「同意する」から次のページに進みましょう。
⑦ロイヤルティプログラム(任意)の設定
電子契約書に同意後、ロイヤルティプログラム作成のページが表示されます。注文するユーザー(お客様)が使える特典を設定できますが、後から設定可能なのでスキップしても構いません。「今はスキップする」を選択すると次に進みます。
⑧新規申し込み完了、担当者から連絡が来るのを待つ
Uber Eats(ウーバーイーツ)への新規申し込みはこれで完了です。問い合わせの翌営業日以降(土日祝を除く)に営業担当者からの連絡が来ますのでそれまで待っていましょう。
レストランの運営数・規模などによってはご案内が遅れる場合があります。
⑨届いたメールから「ご契約内容確認フォーム」を確認
⑧で申し込んだ数日後に、Uber Eats(ウーバーイーツ)レストランチームからメールが届きます。そのメールに記載されている「ご契約内容確認フォーム」を確認しましょう。
「この度はUber Eats(ウーバーイーツ)にご加盟いただきありがとうございます」という表示がでるので「OK」から進みましょう。「回答中の店舗名」では、登録した店舗の名前が間違っていないかを確認し、間違いがなければ「OK」を押してください。
⑩注文管理用端末の選択
Uber Eats(ウーバーイーツ)で使用する注文管理端末について、以下の4つから選択してください。
- ご自身で専用端末を準備する
- Wi-Fiモデルの貸与を希望する
- SIMモデルの貸与を希望する
- その他(サポートが必要)
自分で端末を用意する場合は、他アプリとの兼用はできないため、Uber Eats(ウーバーイーツ)専用の端末を必ず用意しましょう。
貸与を希望する場合は、Wi-Fi設備が整っている場合はWi-Fiモデルを、設備がない場合はSIMモデルの貸与を希望するかを選択しましょう。どちらも貸与の金額は同じで22,500円がかかり、15週分割でUber Eats(ウーバーイーツ)の売り上げから相殺されます。
またSIMモデルの場合、通信費が別途週250円発生します。
自分で専用端末を準備する場合、Amazon FireやKindleなどのFire OSやHuawei社のHarmony OS・Dragon Touchの端末は非対応なので注意しましょう。
⑪Uber Eats(ウーバーイーツ)に掲載するメニュー写真の選択
Uber Eats(ウーバーイーツ)に掲載するメニューの写真は、以下の3つから選択しましょう。
- 掲載メニューの選択
- ご自身で用意した写真をアップロードする
- Uber Eats(ウーバーイーツ)による写真撮影を希望する
自分で用意した写真をアップロードする場合は、後ほど管理用ツールのUber Eats Managerからアップロードします。もし写真がない場合、Uber Eats(ウーバーイーツ)が写真を撮影してくれます。撮影には1時間13,000円がかかり、10週分割でUber Eats(ウーバーイーツ)の売り上げより相殺されます。
⑫店舗の電話番号を入力
携帯端末・掲載メニューの選択が終わったら、店舗の電話番号の入力をしましょう。固定電話がある場合は固定電話の番号を、ない場合は携帯電話の番号を入力し、OKを押します。
⑬店舗の屋号の確認・営業許可証のアップロード
Uber Eats(ウーバーイーツ)に出店予定の店舗の屋号について、以下の3つから選択してください。
- 実店舗と同じ屋号
- バーチャルレストラン/セントラルキッチン
- その他(サポートが必要)
次に、営業許可証のアップロードをしましょう。ページに表示されている「こちらのマニュアル」から手順を確認し、営業許可証のファイルをアップロードしてください。アップロードが完了したら、プルダウンから「アップロードが完了しました」を選択しましょう。
もしファイルがアップロードできない場合、「その他」を選択してください。
⑭掲載するメニューの構築について設定する
Uber Eats(ウーバーイーツ)に掲載するメニューの構築について、以下の3つから選択します。
- Uber Eats(ウーバーイーツ)マネージャー上でご自身で設定</strong></li>
- Uber Eats(ウーバーイーツ)で代理作成を行う
- その他(サポートが必要)
自分で設定をする場合は、ページ上に表示されている「こちらのマニュアル」を参考にしてください。自分で設定をする場合、最短での営業が可能になりますが、48時間以内にメニューを登録できなかった場合提出するデータをもとにUber Eats(ウーバーイーツ)側が代理作成を行うことになります。Uber Eats(ウーバーイーツ)で代理作成を行ってもらう場合、作成まで平均48時間ほどかかります。もし不備がある場合は担当者から連絡がきますので、それまで待っていましょう。
プルダウンから選択後、「完了」を押します。
⑮登録完了!
これでレストランパートナーへの登録は完了です!お疲れ様でしたUber Eats Managerからメニューの構築ができるようになりましたので、早速設定してみましょう!
まとめ
Uber Eats(ウーバーイーツ)は、自宅での出店も可能です。一定の条件が必要になってきますので、事前に把握しておきましょう。
また、営業許可がおりないと出店はできないので、自宅で出店する場合、ある程度のリフォーム費用がかかると思って準備しておいた方が無難です。
とはいえ、立地の良い場所に店舗を構えると、毎月の賃料もかかりますし、実店舗を持つと集客の悩みもでてきます。Uber Eats(ウーバーイーツ)というプラットフォームに登録することで、自宅でも集客力が高まり、開業資金をおさえて出店することが可能です!
期間限定で、初期投資・固定費をかけずにデリバリーを導入することができるチャンス!Uber Eats(ウーバーイーツ)のレストランパートナーに登録して売上アップを目指しませんか?
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期間限定で、初期投資・固定費をかけずにデリバリーを導入することができるチャンス!Uber Eats(ウーバーイーツ)のレストランパートナーに登録して売上アップを目指しませんか?
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